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Archive for the ‘浜岡原発’ Category

雨に煙る浜岡原発

雨に煙る浜岡原発

100年後の地球温度を体感するコーナー

100年後の地球温度を体感するコーナー

浜岡原子力館で遊ぶ子どもたち

浜岡原子力館で遊ぶ子どもたち

実寸大原子炉模型(パイプオルガンのようだが、実際の大きさもパイプオルガンくらいである)

実寸大原子炉模型(パイプオルガンのようだが、実際の大きさもパイプオルガンくらいである)

御前崎風力発電所(一部)

御前崎風力発電所(一部)

5月1日、浜岡原発を見学した。浜岡原発は、国が予知や対策を講じている東海地震において、まっさきに被害を受けるとされている原発で、今、一番早期に止めなくてはならないとされている。東日本大震災による福島第一原発事故後、この原発はかわったのか。それを確かめにいった。

その日は雨だった。駐車場はいっぱいで、広報施設「浜岡原子力館」には親子連れやカップルであふれていた。確かに雨で、無料で、しかも映画まで出してくるから、プレイスポットとして、いきたくなるのかわかる気がする。しかし、日本一危険な原発とされているのに、これは「ぬる過ぎ」はしないか。福島第一原発について、まるで他人事のようにみている。福島も、東海村も、東京も、原発について、いろいろ意見はあるだろうが、それぞれが考えている。東海村の広報施設は閑散としているが、子どもも含めて、それなりに真面目にみていると感じた。しかし、ここは、まるで別天地だ。

ここでは、1・2号機が運転終了、4・5号機が運転中、そして、問題なのは定期点検で運転休止となっている3号機であり、中部電力は再開する予定であるとしている。モニタリングポストの値は、平常値といわれる70-80ナノレム/アワーを下回り、50ナノレム/アワー以下。騒がないことも理解できないわけではない。

島根原発においては、この際原発について考えようということで、見学者が増えたとのことである。たぶん、そういう人間もいるだろう。しかし、多くは、全くの遊び場気分なのだ。

もちろん、行った人間をせめることはできない。今時、映画館でも1500円以上はする。雨の日、安く行けるところ、それが原発の広報施設なのだ。ある意味では、「貧困」のせいともいえる。

つまりは、「広報施設」として成功していると評価すべきなのだろう。しかし、本来は浜岡原発は「メリット」「デメリット」を客観的に考えるべきなのだと思うが、これでは、プレイスポットとして使ったことがあり、その時は「安全」であったという刷り込みになっているのではないか。文字通りの「子供騙し」だ。中部電力が自信満々に「浜岡原発」の運転再開を主張しているのは、このような広報活動の成功があるといえるのではないか。

まるで、別の国にきたような気がする。さほど浜岡は、東京から遠くない。それでもこのありさまでは、より遠い地域で東日本大震災や福島第一原発事故がどのようにとらえられているか、おぼろげながらわかるような気がする。

なお、浜岡原発には、御前崎風力発電所が併設されている。どちらも「エコ」なのだと、中部電力は主張したいのかもしれない。もし、震災が起きて、浜岡原発が全電源喪失になった際、この風力発電所が最後の砦かもしれない。しかし、風頼みな話ではある。

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